当初は出演を渋ったケイト・ブランシェット
前作の成功後、すぐに続編製作の話が浮上したが、実現するまで9年の歳月を要した。その最たる原因はブランシェットが出演に首を縦に振らなかったから。続編でのエリザベスは50代の設定で、当時まだ20代だったブランシェットは自分が演じるには早すぎると判断したと言う。その後、現役No.1演技派として貫禄を増したブランシェットは、30代半ばで見事に50代のエリザベスを演じきった。アカデミー賞受賞の華麗な衣装 誕生秘話
劇中、エリザベスは青いドレスを身に纏っているが、実はイギリス王室では青を着る習慣はなく、史実に反している。これは、ドレスの色で登場人物の感情を表現したいとする監督のリクエストが反映されたもの。一方で、衣装デザイナー自身が蚤の市で見つけた150年以上前のヴィクトリア朝時代に織られた貴重な生地を使って衣装が製作されるなど、細部に渡り並々ならぬこだわりが貫かれている。史実よりもエリザベスの内面描写を優先
前作から通じて、このエリザベス女王の物語は史実を元に大胆な脚色がなされている。例えば、ウォルシンガムの弟がエリザベス暗殺に加担していたとする描写は事実として信憑性が低く、ウォルター・ローリー卿が海賊行為を行っていたという描写も事実とは異なる。しかしこれらは、作り手があくまでエリザベスの内面を語るために行った脚色で、これまでにないエリザベス伝記映画を形成する一助となっている。







